ガイダンス
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■コーチングとは?
●コーチングという言葉
イメージとして表現すれば「マラソンの高橋尚子選手にとっての小出監督のように、クライアント(コーチの雇い主)と共に優勝を目指して走る仕事」です。ただ、走ると言ってもほんとにマラソンするわけではありません。クライアントのビジネスもしくは家庭や人生というマラソンコースを共に走るのです。
かたわらにあるカルチャーセンターの宣伝文に「コーチングとはやる気と能力を引き出すコミュニケーションスキルです。目標に向かって自ら考え、学び、行動することのできる人材を育成する手法です」とあります。
これは、ちょっとニュアンスがちがいます。「相撲は相手を土俵から押し出すスポーツ」と説明しているようです。コーチングは多彩なスキルで構成されますし、人材育成だけが目的ではありません。
コーチングの言葉の定義は現在ごちゃごちゃになっています。2つ理由があります。
親子、ビジネス、ダイエット、微妙に変更されて全部コーチングという名前で売り出されているから。
切り売りもあるからです。
切り売りにはコミュニケーションスキルの一部の「傾聴する・ほめる・承認する」だけをコーチングという名前で切り売りしている場合が多いようです。卓上スタンドという名前で、100W電球だけを売っているような感じです。コーチングだと思って受けても、前からよくあるコミュニケーションというわけです。それだけではコーチングではありません。うな丼の粉サンショだけを売っているようなものです。厚生労働省雇用能力開発機構のポリテクでも安価にその程度のコミュニケーションスキルは学べます。
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